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FB系V60 ガス漏れ修理です。(;´Д`)

2025年09月25日

どうもです!<(_ _)>

今回はFB系V60のエバポレーターをお送りいたします。

実は最近エアコンが冷えない症状が多発しております。

V40・V60が主ですね。

今まではコンプレッサーのマグネットクラッチ不良で

コンプレッサーの交換が多かったのです。

 

ここに来てガス漏れ事案が発生しました。

これより以前のBB系やSB系V70ではコンデンサーからの

ガス漏れが多かったんですよね。

今回は室内にあるエバポレーターからのガス漏れです。

8B系850/V70の時もエバポレーターからのガス漏れ

これ多かったですね。(-_-;)

ダッシュボードを下ろして大ごとの作業で、

暑い真夏に狭い車内でこれらをするのは辛いんですよ・・・

車両にエアコンフィルターが無かったり、有っても外気導入しか

機能していなかったりだったので、

エバポレーターにゴミやホコリが蓄積して、それが腐食原因で

エバポレーターからガス漏れしてたんですよね。

SB系V70以降はエアコンフィルターが装着されたのが

大きいと思うんですが、エバポレーターからのガス漏れは

大幅に減りましたね。

多分弊社ではBB系のエバポレーター交換もやったことないです。

そんな中、ここに来てFB系で弊社初めての交換作業です。

クライメントコントロールユニットと呼ばれるエアコンの吹き出し箇所や

吹き出し温度などを調節している箱があるのですが、

その中にエバポレーターは装着されています。

エバポレーターはこんな部品です。

取り出したエバポレーターですが、配管は先に切り落と

さないと取り出せません。

それでは作業内容はかなり端折っていますが、

ご覧ください。

画像は運転席足元からセンターコンソール側を見た向きです。

穴が開いていますが、ケースの一部を切り取って開口し、

そこからエバポレーターを抜き取るようになっています。

奥に見えているのはエアコンフィルターです。

少し離れた画角で位置関係はお分かり頂けると思います。

フロアカーペットにステアリングシャフト、

そしてブレーキペダルを取らないとエバポレーターの長さを

かわせないので抜き取れません。

この状態にすれば足元スッキリになるのでカット作業も可能です。

コレがボックスから切り取ったパーツ。

ここを切りますよ的なラインが彫り込まれています。

初めてで要領が分かっていないので、私的に一番やり易い

と思われる方法で今回挑んでおります。

本来はダッシュボードを外すらしいのですが、この状態で

外さずに作業は可能でした。

ダッシュボードを外した方が広々で作業効率も良いかと思います。

ですが、ダッシュボードを外すことによるリスクは減るので

この方法で行っております。

かなり身体に辛い体制が続きますが大丈夫でした。(;^_^A

 

実際はこの状態に至るまでにワイパーアームを外し、

カウルトップパネルを取って、カウルトップとエンジンルーム

の間にあるパネルを取り外してからエアコンガスが抜けている

状態でエキスパンションバルブと固定プレートを外します。

その状態になってから室内へ向かい、ステアリングシャフトに

ブレーキペダルを外して、エバポレーターから出るパイプの

カバーも外し、エバポレーターからそのパイプを切り取ります。

交換部品のエバポレーターはパイプが着脱式になっていますが、

新車装着のエバポレーターはパイプが溶接されています。

なので、抜き取る前にパイプを切る必要があるのです。

この部分のカットは整備手順でも書かれています。

勿論ケースのカットもですね。

じゃあ、開けた穴はどうするの?

これは塞ぐように出来たパーツが御座います。

本体のケース側にもネジ穴が設けられていますので、

交換時はこのような作業になるようです。

 

このような感じで後は要所要所にエアコンオイルを入れて

逆の手順で組み上げていきます。

組み上がってしまえば真空引きしてガスを新規で補充で完了です。

文章で書けば簡単ですが、それなりにお時間必要です。

外から見えない箇所なのでガス漏れも少ない状態なら

見つけるのにも時間を要します。

実は今回も見つけるまでに非常に時間が掛かりました。(;´Д`)

漏れてる量が少なかったのではなく、圧力によって漏れ出す感じ

だったので、判断できるまでに時間掛かりました。

簡単に交換出来る部品でもないので余計に慎重になってしまします。

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