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FB系V60 ウォーターポンプ交換

2025年09月05日

どうもです!

朝晩は僅かに若干涼しくなった気がします。

日中は全く変わりませんが・・・(;´Д`)

 

そんな暑さの中、車も頑張ってくれています。

ですが、限界を迎えて水漏れを起こす事もありますね。

今回は1.6リッターエンジンのウォーターポンプ

水漏れです。

 

1.6リッターエンジンのウォーターポンプは

タイミングベルトでの駆動ではなく、ドライブベルトでの

駆動となっています。

こう聞くと交換するの簡単だから楽ちんなんて思いますが、

実際はかなり馬鹿な構造をしておりまして、

タイミングベルトを外さないと交換出来ません。

しかもこのタイミングベルトのバラシですが、

何も知らずに外してしまうと終わってしまいます。

SSTと呼ばれる専用特殊工具が絶対に必要になります。

適当に外してしまうとエンジンが最悪掛からなくなります。

では、順番に・・・

この画像で見ると漏れは殆ど分からないかもしれません。

飛び散ったクーラントがオルターネーター上部に見えるぐらい。

でもエンジンルームは冷却水特有のニオイが充満しています。

下から見るとあちこちがクーラントの緑色になっています。

熱で蒸発して固まったものが残っています。

分かり易いようにドライブベルトなどを外します。

ウォーターポンプのプーリーも外しました。

この画像だけでは分かり難いかと思いますが、

タイミングベルトの内側までウォーターポンプが通っています。

しかもタイミングベルトを張る為のプーリーは

ウォーターポンプに付いています。

なので、タイミングベルトを外します。

先にウォーターポンププーリーの裏側が凄いことになっ

ていますのでご覧ください。

ウォーターポンプの軸から蒸気ぐらいで吹き出ていたんだと思います。

なのですぐに乾いてこんな感じに固まっています。

ウォーターポンプの取り外しです。

タイミングベルトとクランクプーリーを外す為、

インテーク・エキゾーストのカムプーリーの間に

専用工具を装着して位置関係が狂わないようにします。

画像は有りませんが、クランクシャフトウエイトを固定する

ピンをシリンダー横のボルトを外して装着してあります。

そして、クランクプーリーもクランクセンサーを外した場所に

専用工具を付けてあります。

これらの専用工具がないと点火時期が全くでません。

クランク角度の検出はクランクプーリーで行っていますが、

クランクプーリーの固定に半月キーなど無く、ボルトで固定のみです。

なので間違った位置で外すと、もう戻ってきません。(-_-;)

基本がクランクウエイトの位置基準になっています。

かなり専門的な内容で申し訳ございません。

そうやって取り外したウォーターポンプの画像です。

別角度からですが、完全に軸から漏れています。

ベルトやプーリーなども新品に交換させて頂きました。

ドライブベルトを取り付ける前の新品ウォーターポンプ

全くご存知ない方には、かなり分かり難い内容になりましたが、

1.6エンジンのウォーターポンプやタイミングベルトは

このような感じで交換します。

2010年とかのモデルになると15年経過していますから、

この辺の部品交換は出て来ても仕方がないでしょうが、

直す方にもオーナー様にもやさしい整備性の良い車を作って頂きたいですね。

そんな事を言っても、既に生産も終了しているエンジンですので、

付き合っていくしか仕方ないですよね。

タイミングベルトの交換と同時にウォーターポンプも是非交換なさってください。

タイミングベルト交換後に水漏れを起こす可能性はかなり高いので

そうなるとこれだけの内容ですから費用がかさみます。

ご相談はワンズまで!宜しくお願い致します。

 

ONE'S VOLVO ESTATE SPECIAL SHOP

TEL:072−887−3311
FAX:072−887−3312