V50 アイドリング回転が高いとき!
2020年12月25日
どうもです!谷口です。<(_ _)>
さて、今回はV50の修理です。
2.0Lの4気筒エンジンの車両です。
修理と言いましても、先に診断しなくてはいけません!
症状はアイドリング回転が常に高いと云うことで、
1200rpmほどあります。
なので、燃費も必然的に悪い訳ですね(;´Д`)
ボルボ用の診断機を使いまして確認しますが、エラーは全くありません。
全て正常な状態でアイドリングだけが高いと・・・
こうなるとエンジンの各部を点検していくしかありません。
この4気筒エンジンはエアマスフローセンサーが無いタイプで、
ある意味分かり易い仕様となっています。
診断機でも確認しながらですが、
スロットルバルブの開度は正常な開度よりも狭くなっています。
車の方も何とか回転を下げようとしているようですね。
アイドリングの制御もスロットルバルブで行っていますよ。
もうこれは確実に吸ってはいけない所から、
空気を何処かで吸っているのは間違いなさそうです!
エアークリーナーボックスからスロットルバルブが吸い込む空気以外に
別の個所から空気を吸っていると云うことですね。
それもスロットルバルブ以降で吸われています。
ただ、このエンジンの構造でいくと、
殆ど外気を吸ってしまうところがないんですよね。
細いバキュームホースなどは全て確認しますが異常ありません。( ̄▽ ̄;)
見えるところは全て見ました。
まさかコレクタータンクが割れてるの?Σ(゚Д゚) 樹脂製ですしね。
もう全く何が何やら分からなくなってきました。
そしてインテークコレクタータンクの裏側にホースらしきものを見つけたんです。
車両をリフトアップして、下から見ても全く分かりませんでした。
もうバラしましょう!
インテークマニホールドを外します。
すると速攻で分かりました!\(^o^)/
このホースはブローバイのセパレータータンクに繋がります。
こんなにも裂けています。
ここ全く見えないんですよね。(~_~;)
交換するにもこの状態にしないと交換出来ませんので、
まぁヨシとしましょう!(^▽^;)
このブローバイホースとオイルセパレーターのパッキンを交換しました。
交換後は正常に戻りました!
このブローバイホース。避ける角度によっては下から見えると思います。
今回のは完全に裏側になっていましたので、全く見えませんでした。
エア吸いを起こしているとアイドリングの時にパーツクリーナーを
吹き掛けたりするとエンジンの回転に変化が現れるのですが、
今回はこれをしても全く反応しませんでした。
アイドリング回転が通常より高いとここが怪しいですね。
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