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車検整備での発見

2022年11月28日

どうもです!

今回は特別な内容ではなく、

車検でご入庫頂いた時に見つかった事例を

ご紹介します(^^♪

 

オーナーの方にはショッキングな内容が多いかもしれません。

経年劣化と使用過程で生じる部品の寿命ですね。

やっぱり多いのはブーツと言われるゴム製品は多く使われています。

画像は右の前、タイヤの内側になります。

バネが見えるのが縦にショックアブソーバーです。

そして黄色のシールの辺りに見た感じ汚れてる部品。

これがスタビライザーのリンクロッドになります。

ゴムブーツが破れて中のグリスが垂れ流れて砂ぼこりが付着して

見るからに汚れた状態になっています。

このゴムブーツに何らかの損傷があれば検査は通りません。( ̄▽ ̄;)

 

そしてこちらはステアリングを回すとタイヤを左右に動かす部分です。

こちらも先ほどと同じようにゴムブーツの中央部分が劣化によって

裂けています。グリスが出ているのが見えますか?

次は完全にグリスが抜けた跡です。(^^;)

ゴムブーツは中身のグリスが無くなって、完全につぶれています。

これらどちらもブーツに損傷が有るので検査は通りません。

 

次は後輪のショックです。

画像で分かり難いのですが、オイル漏れしています。

これも検査は通りません。

 

これまで、検査が通らないと書いてきましたが、

検査云々ではなく、この状態で車を使用するのはキケンですよ。

車検があったので見つかっていますが、ブーツが破損すると

部品を摩擦から保護しているグリスが無くなってしまい、

摩擦からの摩耗で、それ自体が破損してしまいます。

ボールジョイントが抜けて回転部分に接触したりすると

二次的な損傷が起こりますし、災害や事故に繋がる可能性があります。

ショックアブソーバーのオイル漏れは初期なら問題ないと思われがちですが、

これも完全にオイルが抜けて作動不良など起こすような状態になれば、

ロッドが折れて大変な事になります。

初期状態でもタイヤの摩耗を促進したり直進安定性を欠いてしまうので

気にしないのではなくて、早く対処しましょう(^▽^;)

 

そして今回最後ですが・・・

ラジエーターからの水漏れです。(~_~;)

コアと呼ばれる部分はアルミ製です。

ここに穴が開く事は殆どありませんが、画像のように

タンクと呼ばれる樹脂部品とアルミのコアを接合してあるのですが、

その接合部分にはこれもゴム製のパッキンが用いられています。

アルミのコアから無数に出たツメのような部分で樹脂のタンクを

ギュっと挟み込んで作られています。

挟み込みが甘くなるのではなく、ゴムパッキンの劣化です。

なので、強く挟み込んで直そうと思っても直りません!

タンク部分の樹脂も変形しているかもしれませんので、

このように漏れている場合は諦めましょう(~_~;)

交換する他は道がありません。

仮に、漏れ止め剤などを利用して延命を試みた場合。

一時的に止まる可能性はあります。

ですが、先ほど構造をお話したようにゴムパッキンがあるものに

隙間が出来て漏れ出ていますので、変形するゴムには効き目がありません。

それにカシメた状態のところに漏れ止め剤がどんどん入り込み、

結果的に隙間をどんどん広げていき、最悪の場合は余計に漏れを誘発します。

ですので、利用も考えなくてはなりません。

このような状態が見つかったら早めに交換されるようにしてくださいね。

 

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