V40ディーゼルエンジンのオイル漏れ
2023年11月23日
どうもです!
前回はV40のカスタムでしたが、
今回は嫌な修理の内容です。(-_-;)
ディーゼルエンジンですが、結構オイル漏れしています。
それの殆どがカムシャフトをカバーしている俗称タペットカバー。
そのタペットカバー自体ではなく、そこに付くパッキンが原因です。
それと同時に作業が必要なのが、タペットカバーを外した後に
タイミングチェーンの掛かるカムスプロケットを覆うアルミ製カバーがあります。
こちらは液体ガスケットでパッキンされてます。
これも同時に作業する必要があります。
何故なら、こちらが悪くて漏れている事もあるからです。
画像の〇で囲った部分は外してスプロケットが露出した状態です。
そしてタペットカバーなどはこちらの画像です。
タペットカバーの上に見えるのが左からインジェクター
コモンレールにバキュームポンプとなります。
アルミ製のスプロケット・チェーンカバーは既に取付た後で画像ないです。
バキュームポンプは負圧を発生させる為に必要な部品です。
スプロケット・チェーンカバーにガスケットを挟んで取付られています。
このガスケットからオイル漏れを起こす事もあります。
今回の修理をするときは同時に交換するものが多くあります。
交換部品が多いということは、外す部品も多いということです。
タペットカバーぐらい簡単に外せると思うのは古い車両だけです。
ボルボの場合は940や240やV50など直噴ガソリンエンジン以外の
4気筒エンジンでは簡単ですが、
850以降活躍した5気筒エンジンもタペットカバーは簡単には外せません。
SB系以降だと専用工具なしに外すと戻せなくなります。
現在の直噴ガソリンエンジンにコモンレールディーゼルエンジンは
その燃料装置などを取り外さなくてはいけません。
非常に面倒になっていますから、メーカーはもっと厳重に作って頂きたいですね。
とは言え、
ボルボの場合は既にディーゼルエンジンを廃止していますので、
ガソリンエンジンだけは今後もキッチリ作って頂きたい。
そう思うのは我々だけでなく、オーナー様も同じだと思います。
壊れた場合の作業性をもう少し考慮して頂かなくては、
比較的安価な交換部品を換えるのにその他多くの部品と時間が必要になるのは
色んな面で優しくないですよね。(-_-;)
そしてV40の方が同年代のV60に比べて非常に作業性が悪いです。
これは比べて狭いエンジンルームに同じサイズのモノを詰め込んでる所為ですが・・・
今回はタペットカバーからのオイル漏れ修理を行いました。
実はクランクシャフトシールからも漏れているかもしれません。
ですが、上からのオイル漏れを抑えないと、下のオイル漏れを確認出来ません。
修理後にクランクシャフトシールから漏れて来ないか点検が必要です。
でもすぐに漏れ出てくることは少ないので、1,000Kmほどお乗り頂いてから確認します。
なので、今回の修理後はオイル汚れをキレイに全て流し切ります。
いかがでしたでしょうか?
今回はちょっと細かい部分までオイル漏れ修理のお話をさせて頂きました。
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