ブレーキの交換目安は?
2022年09月10日
どうもです!
今回、ブレーキのお話です。(*´з`)
FB系V60以降の車種ですが、
フロントに比べてリヤのブレーキの方が減りが早くなっています。
それ以前の車種だとフロントブレーキの方が早く減って、
リヤなんて忘れた頃に交換時期が来るなんて状態でした。
一般的にもブレーキ時の制動配分の多いフロントブレーキが早く減る認識だと思います。
実際に現在もフロント側の方が制動配分が多くなっているのは変わりありません。
では、ナゼ? リヤブレーキの方が早く減っていくんでしょうか?
他のメーカーのは分かりませんが、走行中の手助けを運転者が知らず知らずのうちに
車が行っているんですよね。(^▽^;)
気にせず普通に曲がってる右や左のカーブの時や、
車線変更するときの左右へのレーンチェンジで
安全にクイックにスムーズに車が移動するように車は手助けしています。
その時にリヤブレーキも使うんですよ。
これはブレーキを効かすのではなくて、ちょっと引きずる程度で十分なのですが、
こういう事でフロントよりもリヤの減りが早く減ります。
では車両はブレーキの前後は関係なく、どうなれば交換が必要なのか?
ちょっとお話していこうと思います。(^・^)
ところで、このブレーキパッドってどこに付いてるかご存知でしょうか?
ホイールの隙間から見える円盤状のモノがブレーキディスクローターです。
そしてディスクローター上に被さるように付いているのがブレーキキャリパー。
このブレーキキャリパーとディスクローターの間にブレーキパッドはあります。
2トンほどの車重を停止させる威力のあるブレーキですが、
ブレーキペダルを踏むことで発生した油圧をブレーキキャリパーに送る事により
ディスクローターをブレーキパッドをかえしてキャリパーが挟む事によって
パッド面とディスク面に発生する摩擦を熱に変えることによってブレーキを掛けています。
なのでとんでもなく熱くなりますよ。(;^ω^)
走行直後は絶対に触らないでくださいね。
そして水など掛けないようにしましょう!これで合金製のディスクは歪ます。
それではブレーキパッドの新旧をご覧ください。
正面左側の厚みが薄く汚れが酷いのが交換必要なパッドで、
右側がもう完全に新品ですね。(;^ω^)
ブレーキパッドは全部含めてブレーキパッドですが、
各部に名称があります。
金属製の部分が圧力板です。
そこに摩耗剤が張り付けられています。
もう少し云うと、摩耗剤の接着を強固にする為に
圧力板の接合部分はそれなりに処理されズレを防ぐ穴があり
摩耗剤の突起が差し込まれています。
そして使用に応じて摩耗剤が減って交換となるのです。
パッドだけでなく、ディスクローターも減ります。
車の使用状況によっても、車両の重量などによっても
これらブレーキの減りは一定ではありません。
上の画像のように表面がレコード盤のように減り、
ディスクローターの厚みが限度付近であれば交換が必要です。
上の画像でもブレーキパッドの摩耗剤が減っているのがおわかり頂けると思います。
でもディスクローターの表面は均一で減りも見られません。
このような状態であればブレーキパッドだけの交換も問題はなさそうです。
ただし、これはもう少し早めに交換した方が良いですね。( ̄▽ ̄;)
摩耗剤が3mm程度になれば交換時期です。
最初にお話しましたが、摩擦で生まれる熱に変えて制動させています。
なので、摩耗剤が薄くなっていくと発熱ピークが増していきます。
そうすることで、減りも早くなって行きます。
ご注意くださいね。
それから出来ればディスクローターも同時交換した方がブレーキの効きは良くなります。
今回はディスクローターとパッドをセットで交換します。
ブレーキパッドはERST製のダストを抑えたものを使用します。
ダスト低減タイプにするとディスクローターの減りを軽減出来ますよ。
ホイールが黒く汚れる原因の殆どが摩耗剤ではなく、
ディスクローターの削れた粉です。
低ダストはディスクローターを削り難い摩耗剤が使用されています。
ですので、ホイールの汚れは抑えられ、ディスクローターの減りも軽減!
一石二鳥なんですよ(*^^)v
ブレーキの交換目安は摩耗剤厚みが約3mmぐらいだとお考えください。
そしてディスクローターは状態によって同時交換が必要です。
簡易的にご自身で点検される場合はホイール越しにブレーキキャリパーを見れる位置に
車両を動かしてセットします。
ディスクローターとバッドが目視出来れば、ライトで照らして摩耗剤の厚みを確認します。
摩耗剤が圧力板と同じか、それよりも薄く感じたらご連絡ください。
超えてしまうと・・・
まだ使えたディスクローターが交換必要になるかもしれません。
TEL:072−887−3311
FAX:072−887−3312